今回は加東市で屋根重ね葺き工事を行いました。
【施工前】
【施工中】
【施工後】
完工しました！！
★屋根重ね葺きが出来ない屋根材
重ね葺きができない、もしくは重ね葺きが難しいとされる屋根材には、以下のようなものが挙げられます。
★重ね葺きが難しい屋根材とその理由
・瓦屋根
瓦は形状が複雑で、重ね葺きをするための下地作りが難しいため、重ね葺きは一般的に行われません。
また、瓦の種類によっては、重ね葺きによって瓦が割れる可能性もあります。
・セメント瓦
瓦と同様に、形状が複雑で重ね葺きが難しいです。
また、セメント瓦は経年劣化により、表面が剥がれたり、ひび割れが発生したりすることがあり、
重ね葺きの下地として適さない場合があります。
・スレート屋根(アスベスト含有)
アスベスト含有のスレート屋根は、重ね葺きよりも撤去・処分の方が安全であるとされています。
また、アスベストの飛散防止の観点からも、重ね葺きは推奨されません。
・特殊な形状の屋根材
波形が大きい屋根材や、特殊な形状の屋根材は、重ね葺きが難しい場合があります。
・劣化した屋根材
既存の屋根が腐食していたり、ひび割れがひどい場合は、重ね葺きができないことがあります。
新しい屋根材を乗せても、すぐに漏水が発生する可能性があるためです。
★重ね葺きが難しい理由
・形状の複雑さ
瓦やセメント瓦のように形状が複雑な屋根材は、
重ね葺きするための下地作りが難しく、隙間ができやすいことがあります。
・劣化
既存の屋根が劣化している場合は、新しい屋根材との間に隙間ができやすくなり、
雨漏りの原因となることがあります。
・重量
重ね葺きをすることで、屋根の重量が増加し、建物の構造に負担をかける可能性があります。
・アスベスト
アスベスト含有のスレート屋根は、重ね葺きよりも安全な方法で処分する必要があります。
★重ね葺きができない場合の選択肢
・葺き替え
既存の屋根をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。
重ね葺きよりも費用は高くなりますが、耐久性やデザイン性を向上させることができます。
・部分的な葺き替え
劣化が激しい部分だけを交換する方法です。
重ね葺きよりも費用を抑えることができます。
・屋根塗装
屋根材の寿命を延ばすために、塗装を行う方法です。
重ね葺きほど大規模な工事ではありませんが、定期的なメンテナンスが必要になります。
★まとめ
重ね葺きは、費用を抑え、短期間で屋根のリフォームができるというメリットがありますが、すべての屋根材に適用できるわけではありません。
既存の屋根の状態や、建物の構造、地域の条例などを考慮し、専門業者に相談して最適な方法を選ぶことが大切です。
