今回は羽曳野市で谷板金塗装工事を行いました。
【施工前】
【施工中】
【施工後】
屋根の「谷」の部分は、雨水が集まる非常に重要な箇所であり、その保護に使われる谷板金のメンテナンスは、雨漏り対策において特に重要です。
★谷板金とは?
谷板金とは、屋根の面と面がぶつかり合う、V字型にへこんだ部分(これを「谷」と呼びます)に設置される金属製の板のことです。
屋根に降った雨水は、この谷の部分に集まって流れ落ちるため、谷板金は雨水を効率的に排水し、建物内部への浸入を防ぐ役割を担っています。
★谷板金の素材
かつては銅板が主流でしたが、現在はガルバリウム鋼板が最も多く使われています。
・ガルバリウム鋼板
軽量で耐久性・耐食性に優れ、錆びにくいため、現在の主流です。
・銅板
非常に長寿命で高級感がありますが、高価であり、近年は酸性雨の影響で穴が開きやすくなる「孔食(こうしょく)」という現象が報告されることもあります。
・ステンレス
非常に耐久性が高いですが、高価です。
★なぜ谷板金の塗装工事が必要なのか?
谷板金は、屋根の中でも特に雨水が集中し、紫外線や風雨の影響を受けやすい過酷な環境にあります。
そのため、他の屋根材よりも劣化が早く進む傾向があります。
谷板金塗装工事の主な目的は以下の通りです。
・錆(さび)の発生を防ぐ・進行を止める
金属製の谷板金は、常に水に触れるため、錆が発生しやすい箇所です。
塗装は、この錆の発生を抑制し、すでに発生している錆の進行を止める重要な役割を果たします。
錆が進行すると、板金に穴が開き、雨漏りに直結します。
・防水性の維持・向上
塗膜は谷板金自体の防水性を高め、微細な傷などからの水の浸入を防ぎます。
・耐久性の向上
塗装により、紫外線や風雨による劣化から谷板金を保護し、寿命を延ばします。
・美観の維持
錆や汚れは屋根全体の美観を損ねます。
塗装で美しく仕上げることで、屋根全体の印象を良くします。
★谷板金の劣化のサインと塗装・交換のタイミング
谷板金は屋根の最も弱い部分の一つであり、劣化のサインを見逃さないことが重要です。
・錆の発生
赤茶色の錆が谷板金に点々と発生している、あるいは広範囲に広がっている場合。
最も分かりやすいサインです。
・塗膜の剥がれ・色褪せ
既存の塗膜が剥がれていたり、色褪せて金属の地肌が見えている場合。
保護機能が低下しています。
・穴あき・亀裂
錆が進行して板金に穴が開いている、あるいは亀裂が入っている場合。
これは緊急性の高い雨漏りのサインです。
・落ち葉や土の堆積
谷に落ち葉や土砂が溜まっていると、水が流れにくくなり、常に湿った状態になるため、板金の劣化を早めます。
また、詰まりによって雨水が溢れ、雨漏りの原因にもなります。
谷板金の寿命は、素材や環境にもよりますが、15年〜25年程度と言われています。
屋根全体の塗装や葺き替えを行う際に、同時に点検・メンテナンスを行うのが一般的です。
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